中川繁夫の写真記録

中川繁夫のブログです。

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うなぎ丼、これは回転すしのくら寿司が提供しているうなぎ丼です。
うなぎが二枚重なっているやつです。
値段は、千円近くしたと思うけど、安いといえば安いです。
国産は高いけど、外国産は安い、スーパーの店頭で売られてるうなぎのことです。
まだ産卵させての養殖はできないといってるから、稚魚は同じだと思うんですが。
養殖の仕方に差異があるのか、餌になにかを混ぜて、太らせるとか。
細かなことはわからないけれど、生産管理されて出荷される、というのでしょう。

こうしてみてみると、売られている食品というのは人間によって管理されていますね。
加工品ではなくて、ありのままの形をした魚介類、野菜類、肉類、管理されてるねぇ。
ぼくなんかは、自然のままがいい、と思うけど、これはコスト高になるんでしょうね。
食料品なんて、大手企業に握られているアグリビジネスに、対抗できないんですかね。
そんなに悪徳業者ではないと思いたいけど、なかなかカモフラージュしてると思えます。
愚痴いっていても仕方がなくて、じゃあ生産するかといっても、ままならないです。
現代の食の現場を、表現として、レポートしていく必要があるんじゃないですか。
京都アグリネットHP

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王将のチャーシューラーメン、これはおいしい、こってり味でした。
あんまりラーメンは食べないままにそこそこの年齢まできて、最近、よく食べます。
食文化といえばいいのでしようか、ラーメンおお流行りの日本国ですね。
むかし、母親が連れてってくれた大石橋のラーメン屋、四条大宮の京一は今もある。
東京にいたころ札幌ラーメンとかの店ができて、すり鉢みたいな丼で食べた記憶。
いずれも半世紀以上もまえの話ですが、最近に戻して、天下一品か王将ですね。
上牧の希望軒へたまに行ったら、チャーシューラーメン、格別においしいです。
コレステロール値が上がるのも無理ないなぁ、と思いながら、これ、書いています。

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令和元年10月2日、最近、和暦を使うことがままあります。
自分のなかで、何かが変化してきて、新しい年号になって、使いだしました。
暦ひとつ、これも文化のなかの、ひとつの象徴だと思って、自己表出です。
現代表現研究というのがテーマですが、イメージ的に現代っぽくないですね。

何年か前にアイフォーンで撮ったお神楽を舞う巫女、北野天満宮、です。
最近、自分が、自分のなかで成立する枠組みを、よくイメージします。
記憶という枠組みは、自分の視覚体験の追体験に、感情を伴わせます。
懐かしい、身悶えさえ伴って、生きている身体を意識します。

戦後生まれの戦後育ちで、受けた基礎教育に、国家観とか道徳はなし。
いいのかわるいのか、ある特定の時期の特定の教育内容だったのではないか。
自分では、いつも枠を壊してきた感覚がありますが、この感覚は反抗、虚しいです。
拠って起つ思想の根拠を、どこに置くのか、なんてこと考えたけど、感情は虚しさでした。

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1985年のことですが、フォトハウスが主催して写真ワークショップを開いておりました。
その当時は、写真のオリジナルプリント制作のノウハウを中心とした技術講座でした。
技術を学ぶ学校として、ワークショップを原型として、その後に受け継いできました。

それから35年の歳月がすぎてきて、いま、あらたに、学校つくりを企てています。
「学校をつくるプロジェクト」、技術を学ぶだけでなく、自分の心を見つめていく学校。
すでに現代表現研究所が創立されていますが、まだ機能しておりません。
フリースクール、自由学校の構想も、すでに公表しているところです。
これらはすべて枠組みです。

このあとには、内容をどうするか、何を学ぶのか、このことの議論が必要です。
学校をつくるプロジェクト、面白そうだ、参加してみよう、と思う人を公募します。
追って、内容についての提案とか、考え方とか、書き述べていきたいと思います。
掲載の写真は、1985年フォトハウスWS記録の一コマです。

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<フォトクラブ京都10月例会の案内です>
10月例会は、10月19日(土)午後2時~5時です。

例会は月一回、第三土曜日に開催しています。
時間は午後2時から5時と予定しています。
場所はアマノコーヒーロースターズさんのテーブルです。

巷のフォトクラブ(写真倶楽部)と枠組みは同じです。
内容は、ワークショップ形式で、表現の内容を話し合います。
撮影技術や制作技法の研究だけでなく、現代の潮流を話題にします。
参加される個人が、自立していけるクラブを目指しています。

内容の目的は、現代を表現する各自の方法を導き出すことです。
ただいま新規会員を募集しています。

詳しいことは、お問合せください。

開塾場所は<アマノコーヒーロースターズ>です。
〒603-8203 京都市北区紫竹東高縄町23-2ルピナス1F

<問い合わせ先>
☆主宰者中川シゲオへお問い合わせください。
facebook:https://www.facebook.com/sense.nakagawa

※掲載写真は、9月例会の記念写真です。

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気に入った絵描きさんの写真を一枚アップして、物語を紡ごうと思います。
自分が撮った写真を見ると、その写真を撮ったときのことが思い起こされます。
不思議なもので、写真に限らず、メモでもそうだが、写真が一番思い出しやすい。
この絵描きさんを撮ったのは、まだ二年半前のことで、個展されていた。
五つのジャンルのワークショップを一つの器でする企画を持ったころです。
表現塾の美術の先生をつとめてもらいたいと思って、ご面会させていただいた。

ぼくの物語の中で、絵描きさんは主人公となっていました。
柔らかなタッチの絵、アブストラクトな絵、日本画の手法で描かれる絵。
学ばれた学校が京都で、そのころ写真を撮りに行っていた場所に住んでおられた。
いくつかの事実を点で聞いて、その点をつなげて線として、絵描きさんをとらえる。
上品なふるまいは、ぼくを魅了していったし、絵の世界が素敵に思えた。
美術塾の先生を担っていただく希望は、ぼくのなかで、もう消え失せさせました。

ベートーベンがいいかと思って、いまシンフォニーを聴いています。
第九まであるシンフォニーの第一番の冒頭の音が、いま流れています。
そういえば、音楽に心をふるわせたのが子供のころ、一番早くでした。
箪笥のなかの棚に隠されていた本をみつけて、読んだのは小学高学年のころ。
性癖といえば、そのころのインパクトが、いまに尾を引いているのだと思えます。
遠い、深い、ぼくの心なかの闇の宇宙のイメージが、立ち昇ってきているのです。
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昨日(2019.9.7)日本写真芸術学会関西支部の研究会で発表させていただきました。
1970年代以降の関西の写真動向を考える、京都を中心とした写真活動について。
タイトルは上記ですが、中川の当時の活動について話させていただきました。
写真の現場としての釜ヶ崎、フォトハウスワークショップ、そんな話題を提供しました。
一夜明けていま、パソコンのなかにこんな写真が見つかったのでアップします。

労働者やっている男の人と記念撮影風に写真を撮ってもらった。
カメラはぼくが使っていたニコンで、だれにとってもらったんだろう。
撮ってくれた人がいる、思い出した、小暮徹さん、月間カメラマンのカメラマン。
ぼくが取材を受けていた時に、ぼくが撮られたときに、ぼくのカメラで撮ってもらった。
ということは1979年の秋のことです、もう40年も前の出来事ですね。

ところで日本写真芸術学会の会長、高橋則英さん、フォトハウスWSに来られています。
1985年のことで35年ぶりにお顔を合わせた、高橋さんも覚えておられました。
当時は日本大学芸術学部写真学科におられて、現在は教授さんです。
オリジナルプリント時代に入っていて、アーカイバ処理のWSを担当していただいた。
さっそく、ぼくが取り組んでいる<肖像写真>の被写体になっていただきました、ありがとう。

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パソコンに入っているフォルダを開いて、見ていたら、この写真が見つかりました。
写真展の展示風景、釜ヶ崎の写真、場所は釜ヶ崎の希望の家の喫茶ルーム。
パネルではなくて引き延ばした写真を模造紙に張っているから、第一次の巡回展。
1980年から要所要所で巡回展を実行したうちの一つです。

あれからもう40年も過ぎるんだと思うと、感慨深い気持ちになります。
展示用の写真と、和綴じの写真集をつくって、持ちまわるという企画でした。
いまでは、もう、体力がそこまでないから、できない気持ちです。
若いというパワーは、もう戻ってこないんだなぁ、と思うと虚しいですね。

9月7日土曜日に、1980年代の写真行為について話をする機会を得ました。
ビジュアルアーツの教室で、自分のことを中心に話を展開しようと思っています。
釜ヶ崎取材、東松照明さん、フォトハウスWS&資料室、これが中心です。
こんな機会ないから、とっても楽しみです。


現代表現研究所が主催している「フォトクラブ京都」を紹介します。
設立は昨年9月で、現在一年が過ぎたところです。
例会は月一回、この9月からは第三土曜日に開催します。
時間は午後2時から5時と予定しています。
場所はアマノコーヒーロースターズさんのテーブルを借ります。
今月の例会は、9月21日(土)午後2時~5時です。

巷のフォトクラブ(写真倶楽部)と枠組みは同じです。
内容は、ワークショップ形式で、表現の内容を話し合います。
撮影技術や制作技法の研究だけでなく、現代の潮流を話題にします。
参加される個人が、自立していけるクラブを目指しています。
内容の目的は、現代を表現する各自の方法を導き出すことです。
ただいま新規会員を募集しています。
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詳しいことは、お問合せください。
開塾場所は<アマノコーヒーロースターズ>です。
〒603-8203 京都市北区紫竹東高縄町23-2ルピナス1F
<問い合わせ先>
☆主宰者中川シゲオへお問い合わせください。
☆または AMANO COFFEE ROASTERS
<アマノコーヒーロースターズ>
〒603-8203 京都市北区紫竹東高縄町23-2ルピナス1F
Tel&Fax(075)491-6776 です。

現代・表現・研究、というフレームをつくって、論を立てようと思っていました。記録とは何か、という命題とか、記憶との関連はどうなのか、とかの問いへの枠のことです。写真はカメラを使って目の前にあることを記録する、記録装置です。いや、もちろん例外は多々あって、電波を合成して画像にするとか、そのほか。でも、まあ、原則は、カメラ装置で自分が遭遇する見たものをとらえることです。

記録、記録されてきたことが、編集されて歴史となる、とこういう手順でしょうか。でも、編集する人のなかには、記憶という蓄積があると思っています。この記憶が、記録するに足りる価値を、自分にもたらしている、と思うのです。現代における個人の表現とは、この記憶に基づく記録に他ならない、と思う。この記憶されていく自分を研究する、研究とは分析する、ということでしょうか。

掲載した写真は、先日、旧友のHORIUCHIさんに撮ってもらった自分です。撮ってもらった画像を、LINEを使ってぼくの手元のスマホに入れてもらった。その画像を、ぼくはぼくであると認識して、ダウンロードしてここにアップしたところです。けっこう複雑なプロセスを経て、生身のぼくの内部で、記憶と交錯して、認識しています。一方で、ぼくは不思議な感覚に陥っているのです。
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