京都写真学校カリキュラム
執筆:中川繁夫
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004)写真を学ぶ基本軸

あなたがこの学校で写真を学ぶ意味はなんだろう

京都写真学校で学ぶことの3つの輪は

  (1)技術を学ぶ
  (2)理論を学ぶ
  (3)実践を学ぶ

この3つの領域がリンクしていくことで
あなたのスタイルに反映するものとして全体につながっていきます。

写真を学び始められるあなたの目的は、
もちろん写真の専門家(プロカメラマン)になることや、
高度な表現者(作家)になること、
または充実した生活者(写真愛好者)になることの
どれかをめざすことになりますね。
その前段として、写真学校では、その形を支える基本軸、
あなた固有の生き方を紡ぎだすことを第一の目的とします。

写真を撮るということだけでは、生きることの部分でしかないわけです。
全体(生きることの全体、生活することの全体、社会生活することの全体)と、
分節された特定の部分(働くとこと、家族と生活するとこと、
欲求を満たすことの各部分)の中で
写真をつなげてみて、そこから全体を浮かびあがらせること。
そうして未来に向けて泳いでいく、泳ぎ方を想起させることだと考えます。

写真を学ぶことは、そして学校が生徒にできることって何なんだろな?
いろいろと考えられますが次の4点に要約しました。

 ◎表現するための技術を身につける

 ◎表現の過程を双方向でおこなうことで、
外面的な様式を身につけ、内面的なものとの対話をおこなう。 
そこから外形的な発表という形式を完成させていく

 ◎内面的なもの(感情)をまとめていくためには、様々な知識が必要です。
知識のマトリクス(枠)を自分流に自分のものにしていく。

 ◎それらの統合のもとに、生徒個別の写真群を生み出させていくこと。
ポイントは生徒の感性とその感性を生み出している社会環境の環境としての
身体の位置のマッチングからと思います。

 ◎このマッチングを可能にするためには、
現在時点での哲学的潮流や科学的潮流などの捉え方を、
脳の構造の中につくることと、
身体と情動を一体のものとしていき方の方法を選択していくこと。


あなたの生涯時間のなかで、これまでが漠然とした生き方だったとしたら、
現在は写真を学ぶことで明確化の糸口をつかむこと、
そして未来に充実した生き方を得る。

写真の専門家になるにせよ写真作家になるにせよ
写真愛好者になるにせよです。