京都写真学校カリキュラム
執筆:中川繁夫

☆☆写真学講義☆☆
nakahgawa shigeo 2004.6.19~2008.2.6
IMG_8073
第三期暗室実習風景 2008.1.27

(012)ワークショップの世界
あい写真学校と写真ワークショップ京都では「ワークショップ」という言葉が頻繁にでてきます。
よく聞く呼び名だけど、いまいち意味がつかめない、と思っているかもしれないですね。
この学校での「ワークショップ」とはどんな手法なのかということをお話しておきたいと思います。

1、ワークショップは教え教えられる共同制作の場です。

学校に参加されたみなさんはそれぞれに独立した存在です。若い人もいれば年配の人もいらっしゃる、そんな集団なんですね。
ふつう学校っていうと先生がいて生徒は教えてもらう、一方的な知識の伝授なんですが、ワークショップというのは、その場にいる人が共同で創り上げていくことなんです。
ワークショップに参加している人はさまざまです。たまたまその場のテーマにおいては生徒だけれど、別の場所では先生的立場の人であるかも知れないし、その他にも様々な専門的なことを研究したり知識が豊富であったりするわけです。
この場合、対等なんですね、等価といえばいいのでしょうか。ワークショップの場は役割分担といったほうがいいかも知れませんね。

こうなると先生、生徒っていう呼び名はふさわしくないですよね。そこでワークショップでは原則全て○○さん、さん付けで呼びます。

それはいいけど、まだ専門分野といえるほどに知識もなにも持っていないひとはどうしたらいいんですか?
若い学生の人とかですよね。心配ご無用です。知識の多さだけが必要なわけではないからです。
その場を構成するためには、アイデアとか感覚とかが重要なんです。
多くの知識を持っているひとが、発想豊かなひとのアイデアを組み合わせることで、具体的なものになっていくってことがあります。それから時代感覚なんていう感性のところもあります。
若いから敏感だとはいえないかも知れませんが、経験に支えられた感覚とは違った、新しい感覚を織り込んだものが出てくる可能性っておおいにあるわけです。

このように共同で何かを創り上げていく作業が「ワークショップ」の世界だと思っていただいたらよろしいですね。